
日本のコンビニを舞台にした和風ホラー「夜勤事件」
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はじめに
ありがとうございます。もう一度言います
ありがとうございます。
何故感謝しているのかというと、日本を題材にしたゲームを作ってくれる開発者って少ないと思うんですよ。
勿論日本のゲームはいっぱいあります。PS4等の家庭用ゲーム機、ちょい昔なら3DS、そして今ならスマホのアプリがあって、
ゲームはもう星の数ほどあるんじゃないかと思います。
しかし、ホラーゲームというジャンル一本に絞ると、途端に少なくなります。
勿論ホラーゲームも沢山あります。ですがインディーのフリーゲームを合わせると、どれも英語等の海外向けのホラーが多い印象です。
カプコン等の有名どころはバイオ等のホラーを開発しています。しかし「幽霊」じゃありません。ホラーであっても幽霊物って少ないと思うんです。適当な推測になりますが、ゾンビゲーは多いが幽霊物になると、ホラーのジャンルでも半分もないんじゃないのかと。しかも家庭用の場合は開発のお金や時間も膨大に掛かります。そんなにポンポンとホラーを出してくれる訳ではありません。
しかしチラズアートさんは月一や月二のペースでホラーゲームを出してくれています。
それも日本を舞台にしたホラーが多いです。
自分は「おかえり」から始まり「赤マント」「事故物件」「犬鳴トンネル」「雪女」と続き、途中でブレイムヒムもプレイさせて頂きました。
自分が英語ができないのは置いておいても、純粋な日本物の幽霊ホラーを沢山作って頂き、ただただ感謝です。
プレイを終えて
そんな中登場した今回の夜勤事件「おかえり」「事故物件」「犬鳴トンネル」に次ぐ、ウォーキングシミュレータのホラーです。
正直どういう風のホラーになるのか予想できませんでしたが、ものの見事に良い意味で裏切られました。
コンビニだけで終わるゲームかと思ったら、自宅から始まりコンビニまで辿り着き、仕事をしていく中で不可解な霊現象を体験してしまうという物語。
この作品も以前に話した「間」を上手く活用しているホラーでした。
一見無駄とも思える自宅から住宅街を抜けてコンビニまで行く道中。その道中こそが大事で、そこで油断や不安、緊張と言ったことが、プレーヤーそれぞれの性格によって感じ方が違ってきます。
住宅なのに誰も住んでいないかのような不安。
暗い夜道で誰かいないかどうかの緊張。
メインはコンビニなので関係ないと油断を誘う住宅街。
人によっては何が起きるかワクワクする道中の人もいたことでしょう。
コンビニでは同僚の店員さんやお客さんとの会話で、ちょっとした人間模様も体験できます。
そこが実際のコンビニの仕事をしていると錯覚をさせていて、いつの間にか夢中になっています。
実際の商品の品出しや廃棄といったやり取りもそうですが、
もし、お客さんがいなかったらどうなっていたでしょうか? いたとしても会話しないモブのようなものだったら、ただ商品のやり取りのつまらないゲームになっていたかもしれません。
お客さんがいたからこそ、お客との会話のやり取りがあったからこそ、その後の霊現象は、独りになった時の不安や恐怖を増長させたのではないかと思います。
最初は迷惑だと思っていた老婆のお客さん。グッドエンドで語られた後日談でもしかしたら繋がりがあるかもしれませんね。
そう思うと、1日目にいたコンビニの外で座ってたあのおじさん。ただのホームレスかと思ってましたが、このコンビニが建つ前に何があったのか知っていた風でしたね。
これは視聴者さんのコメントでなるほど、と思ったんですが、店長=マネージャーですが、あの後日談の上司って…
そんなこんなの恐怖が310円で楽しめるなんて…良い時代になったものです。
余談ですが、日頃ゲーム実況でお世話になっているチラズアートさんに、少しでも恩返しと思いパトロンになったんですが、
パトロンの支援のお返しが、タイミング的に新作の夜勤事件にイースターエッグとして、ゲームに登場させてもらうことになりました。
あんなにガッツリ登場するとは思ってなかったので、少し恥ずかしかったです笑
この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
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